俺には、同じ家に住む幼馴染がいる。 運動神経抜群、成績優秀な幼馴染。夏目紬。 彼女との何年にも及ぶ共同生活は、一種の壁を作ってしまった。 この関係を壊さないために、ずっと一緒に居られるために、俺と幼馴染は決して深く干渉せず、お互いの気持ちを誤魔化し続けてきた。 でも、それももう限界。 高校2年の冬。俺と幼馴染の関係は、大きく揺れ動き、幼馴染ではいられなくなっていく。 「ずっと幼馴染だから」 その言葉で縛り続けた、この甘い関係をやめ、次のステップへと進む。 これは、俺と、最高にめんどくさい幼馴染が、幼馴染のままでは居られなくなるお話。
更新:2022/7/7
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